院長 山下 剛(やました つよし)
米国式整体法・オステオパシー療法
・オステオパシックセラピスト
・TMSジャパン会員
小さい頃は体を動かすことが大好きでした。
野球、ソフトボールにサッカー、とにかく全身を使って体を動かすことが大好きだったように思います。
そして高校卒業後、運動神経を認められ大相撲界(二所ノ関部屋)に入門。
しかし小兵力士だったため、首・肩・腰・膝など様々なケガを経験し、心と体の密接な関係を痛感することとなります。
強くはなかったのですが、話題性のある力士だったようで相撲の専門誌やその他のメディアに取り上げられることも多かったです。
地位はそれほど上げることは出来ませんでしたが、やはり引退後はこの経験が現職の健康分野に生かされることとなりました。
健康に携わる職業との出会い
力士時代は体を作ることが仕事。当然、体のケアのため様々な治療院に出かけては施術を受けていました。現在の職業に就いたことは自然な流れでした。
また、学生時代から群発頭痛を中心に数種類の慢性頭痛に悩まされていたこともあり、この症状の克服を一つの課題としながら職業を常に考えていたので、整体師になることはやはり必然だったように思います。
初めて学んだ治療院の世界は整骨院でした。1日に150人近く足を運ぶ人気院だっただけに「体に触れるケア」という面ではかなり腕を鍛えられました。
ただ、整骨院の保健診療というのは電気治療とマッサージが中心。原因と結果の因果関係も追求しないで、果たしてこのような流れ作業で「人の健康回復」にどれだけ貢献できるのかということに、常に疑問を持っていました。
そんな矢先、アメリカ生まれの手技療法・オステオパシー療法の存在を知ることになります。
筋骨格系の中でも特に筋肉に重点を置き、その緊張や収縮からくる様々な歪みや疾患の解消術に魅了されました。幸い、第一人者でもある早瀬久義理学博士が大阪にいることを知り、直接学ばせて頂くことになります。
技術習得後、治療を受けるための高い壁をなくし、先生 対 患者ではなく、人間 対 人間をモットーとし、患部の痛みと心のケアを大切に、大阪は十三に小さいながらも事務所兼、施術所「整体治療こうせつ」を構えることになります。このとき若干24歳の話です。
多くの耳鳴りでお悩みの方に喜ばれるようになったキッカケ
最初の1年間はもの凄く大変でした。右も左もわからず、ただオステオパシーという技術を皆さんに喜んで頂くことだけしか頭にありませんでしたから、開業に必要なノウハウや運営資金はほとんどゼロに近い状態でした。
毎月貯金とにらめっこしながら、それでもこんな小さな施術所に来て下さる患者さんに感謝しながら日々奮闘していました。
ところが、ある技術の提供をきっかけに、多くの患者さんに喜ばれるようになりました。その技術というのは、もともと私自身が耳のトラブルをよく経験していることに始まります。
「声が割れて聞こえる」「耳の閉塞感が起こる」「耳鳴りがする」ということをよく経験していたのです。ただ、この症状に対しては「悩む」というより「興味を持つ」ということの方が気持ちが強かったように思います。頭痛はもの凄く悩んでいたのですが(苦笑
「何がどういう原理?」という目線で、常に自分を人体実験しているつもりで観察していました。その経験と対策をそのまま患者さんの施術に応用させていくことで、とても良い結果を得て頂くことができ、口コミが広がりました。
その評価はマスメディアにも紹介されるようになり、北は北海道、南は沖縄からも、わざわざこんな小さな施術所に足を運んでもらうまでになりました。そこでインターネットでは、自分でできる対策法として専門教材を販売させて頂き、それが更に話題となりました。
耳鳴りを乗り越えるのに大切なもの
私はもともとは職人気質の治療家として症状に立ち向かうことを中心として体のケアに携わってきました。
ですので患者さんから「目がパッチリ開くようになった」とか「小顔になった」とか「姿勢が良くなってスッキリした」と言われても、それが特別大切なこととは思わず、ただ目的の症状が消えてくれればよいとだけしか考えていませんでした。
しかしあるとき、常連の患者さんから「もう症状の悩みはないんやけど、ここに来ると体がシャンとするねん。同年代のお友達よりも若々しく見られるから続けてるねんで」と言われたとき、少し自分の考え方に変化が出てきました。
それまでは「治すことがすべてだ!」と息巻いていたのですが、その人の悩みが解決されるのは、問題と捉えている症状が消えることだけが大切なのではなく、「自分らしくイキイキと過ごしていけること」こそが、健康的に若々しく過ごしていける秘訣なのではないかと気づいたのです。
それからは耳鳴りと同時に美容にも意識して施術させて頂くようにしたところ、整体という技術はエステのように表面的な部分だけにアプローチするのではなく、より深い体の根本の部分から変化を起こさせていく、治療を本質的に含んだ施術法です。
ですので効果が極めて高く、より即効的で、より持続的だとご好評を頂き、新たな分野の開拓につながっていきました。
「整体治療こうせつ」 から 「アステル心身調律院」へ
そして2010年1月、古くて狭かった「整体治療こうせつ」の施術所は、私自身の研究所として完全事務所化にし、一般の方が気分良くリラックスして受けて頂けるよう、パートナーであるインテリアコーディネーターの協力を得て、日常のストレスを解放する癒しの空間「アステル心身調律院」を新設するに至りました。
「アステル心身調律院」
この名前に込められた思いは、私がこれまで歩んできた整体の理念が込められています。
読み方は「あすてる しんしん ちょうりつ いん」と言います。
・心と体の声(不調・悩み)を聴く
・心と体のバランスを整える
・明日の健康を希望を持って照らす(アステル)
そんな思いが込められています。
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